MTV MUSIC BLOG
Music Blog Music and More...

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています


注目の新世代バンドTHE BAWDIES インタビュー 2/2 


THE BAWDIES (L→R TAXMAN, MARCY, ROY, JIM)

しっかりとルーツに根ざしながらあくまで最新型のロックンロールを鳴らす、今もっとも注目を集める4人組THE BAWDIES(ザ・ボゥディーズ。NAOKI(LOVE PSYCHEDELICO)を一部曲のプロデュースに迎えたメジャーファーストアルバム『THIS IS MY STORY』リリースに先駆け、ここでしか読むことのできないインタビュー後半をお届けします。前半も合わせてどうぞお見逃しなく!!

Q.
まず基本的なことですが、ボゥディーズは決してレトロ志向のバンドというわけではないですよね。
 
ROY「そうですね。60年代をそのまま再現しようなんてことは思っていないです。やっぱり僕らは60年代の人間じゃないので、どうやっても現代的な要素は入ってくるし、逆に言えばそれは60年代の人たちには出来なかった音楽だと思います。だから僕たちにしかできないロックンロールミュージックやソウルミュージックを作っていきたいなと思っています」

Q.このメジャーファーストアルバム『THIS IS MY STORY』にはLOVE PSYCHEDELICOのNAOKIさんがプロデューサーとして4曲担当しています。NAOKIさんがプロデュースした4曲はどういった基準で選ばれたのでしょうか?
ROY「最初に録った4曲がプロデュースをお願いした曲で、それ以外はNAOKIさんに色々教えてもらったあとに出来た曲なんですよ。NAOKIさんの遺伝子というか残り香というか、そういうものを消化したうえでの曲ですね」

 

Q.最初の2曲なんかはかなりストレートなロックンロールだったのでセルフプロデュースなのかなと思いました。

ROYNAOKIさんはあれこれ指示するというタイプではなく、僕らが自分たちで気づいていなかった引き出しを開けてくれるプロデューサーだったので、出てきたものは結局僕たちが持っていたものなんですね。だから決してLOVE PSYCHEDELICO色にはなっていないし、むしろNAOKIさんは僕たちの色を使ってコントロールしてくれたという感じです」

 

Q.EVERYDAY'S A NEW DAY」はジャクソン5のようなスタイルの楽曲ですが、意外とジャクソン5を狙ってくるロックンロールバンドっていないですよね。

ROY「たしかに最初は頭にありました。誰もがハッピーになれるポップな曲というとジャクソン5は代表格であり最高峰だと思うんですよ。同じようにはできないですけど、僕らのやり方でそういう音楽をやったらどうなるかと思いながらやりました」

 

Q.Oh! My Darlin'」はどこかハワイアンっぽいと思いました

JIM「あれは僕がマンドリンを弾いているんですよ。ウクレレっぽい音ですけど(笑)」

 

Q.歌詞は基本的に女の子に対しての内容ですよね。

ROY「はい。何かを伝えたいというよりは、僕らの音楽で楽しくなって欲しい、踊って欲しいという思いが強いので、難しいことは言いたくないと思っています。悲しい歌詞でも悲しく演奏はしない、そしてシンプルで分かりやすい歌詞を歌う、それが僕らのスタイルです。」

 

Q.初期ビートルズの歌詞から影響を受けているのかなと思いましたが。

ROY「多分ビートルズは初期のブラックミュージックを意識して歌詞を書いていたと思うんですけど、僕もビートルズではなく初期ブラックミュージックからの影響を受けて書いたという感じですね」

 

Q.So Long So Long」はストーンズっぽい曲をやっているプライマル・スクリームみたいだと思ったのですが、ボゥディーズにはビートルズやストーンズ要素は強くても、ザ・フーやキンクスの要素はあまり無いのかなと思いました。いかがでしょう?

JIM「いや、両方とももちろん好きです。ただ僕らは60年代のバンドみたいになりたいとは思っていなくて、ブラックミュージック志向が強いです。で、ビートルズやストーンズが影響を受けたのが僕らと同じ黒人のロックンロールだったりブルースだったと思うんですよ。だからルーツは同じで通すフィルターが違うだけなので、似たものになるんだと思っています」

 

Q.では気持ちとしては60年代ギターバンドを経由した50年代のロックンロールというよりは、直接50年代のロックンロールと結びついているという意識なのでしょうか?

ROY「そうですね。でも影響としては60年代の黒人音楽が大きいです。60年代中期から70年代に差し掛かったくらいまでのソウルミュージックが特に好きです」

 

Q.じゃあ特にリトル・リチャードやチャック・ベリーに固執しているわけではないということですね。

ROY「はい」

JIM「大好きですけど」

ROY「リトル・リチャードはロックンロールのときも好きですが、その後ソウルを歌っている時期も好きですね」

 

Q.ボゥディーズの作品はCDだけでなくアナログ盤でもリリースされますが、これには何かこだわりがあるのでしょうか?

ROY「はい。僕らが聴く音楽はアナログで聴くことが多いので、その良さをみんなにも分かってもらいたいなという思いがあります。そして特に7インチなんかは僕らが自分で欲しいなと(笑)。音を聴き比べてもらっても何かしら感じるところはあると思います」

 

Q.みなさんはリスナーとしてはアナログ派なのでしょうか?

ROY「特にマニア志向というわけではないんですけど、どうしても聴きたいものがCDで出ていなかったりして、旧譜を掘っていく過程でアナログを聴くようになりました」

 

Q.最近リリースされた作品で聴いたものがあったら教えてください

JIM「フランツ・フェルディナンドの新作ですね」

MARCY「それとザ・ヴューの新作も」

ROY「車での移動中は最近の音楽を聴くようにしています」

 

Q. 音楽雑誌の特集やコンピレーションなどをきっかけに比較対象とされるThe MirrazLillies And RemainsThe Cigavettesなどの同世代バンドのなかでは、ボゥディーズが一番初めにメジャーからアルバムを発売することとなりました。そのことに対する意気込みなどはありましたか?

ROY「まず、僕らにはひとつのシーンを作りたいという思いがすごくあります。ライブを通じて音楽の楽しさを伝えられ、自分たちのルーツをしっかりと持って自分たちの音楽を作り出しているカッコいいバンドが沢山いるんですけど、お客さんがそれぞれバラけているのがもったいないなと思っています。ひとつひとつのバンドがそれぞれ動いても大きな動きにはならないので、そこをどうにかしていきたいという気合いは入っています。僕らはハイスタンダード世代なので、ハイスタやバックドロップボム、ブラフマンやスキャフルキングなどバラバラなスタイルのバンドを、AIR JAMのお客さんがひとつの耳で聴いていたというのが理想としてあります」


MAJOR FIRST ALBUM
「THIS IS MY STORY」
4.22 OUT!!
GETTING BETTER
VICL-63294
SEZ-3012

THE BAWDIESオフィシャルサイト


清 竜人「自分の哲学がにじみ出ている作品になった」


MTV 3月のhot seatに選ばれていた
清 竜人(きよし・りゅうじん)。

1989年生まれ、大阪府出身。まだ19歳!

3月にシングル「Morning Sun」でデビュー。
下旬にはアルバム『PHILOSOPHY』もリリースしました。
「Morning Sun」はCMソングになっていたので、
耳にした人も多いのではないでしょうか。

一度聴いたらクセになる声と、
独特の世界観を持った哲学的な歌詞が魅力の彼に
インタビューしてきましたよ はじめまして清さん!




■シングル「Morning Sun」でデビューされてから1ヶ月経ちました。

 

そうですね……でもデビューして特に何かが変わったというわけでもなく、環境もそうですけど、自分の心境としてもあんまり実感がなくて(笑)。僕以上に家族や友達のほうが、テレビでオンエアされているミュージックビデオを見たり、(出演した)ラジオを聴いてくれたりして喜んでいるみたいです。

 

■以前はバンドを組んでいたそうですね。

 

はい。高校の時ですね。パートは今と変わってなくて、ボーカル、ギター、あとピアノもやっていました。

 

■どんな曲をやっていたんですか?

 

最初からオリジナルをやろうということで始めたので、その頃から曲を作り始めて。初めて作った曲がアルバムに入っている「Selfish」です。

 

■はじめからオリジナルだったんですか! その頃はどんな曲を聴いてました?

 

今とあんまり変わらないです。まだそんなに自分から聴きあさったりはしてなかったんですけど、父親が音楽好きというのもあって、その影響で家で流れているクラシックやジャズのレコードとか、あとはテレビで流れているJ-POPとかも聴いていました。洋楽・邦楽もこだわらなかったですね。

 

■「Morning Sun」はちょうど今ぐらいの時期の、日曜日の朝をイメージさせるゆったりとしたあたたかみのある曲だと思いました。これはどんなときに作った曲なんでしょうか?

 

これは土曜日の朝に作った曲なんですけど(笑)。ほんとにもう、口ずさみながらフツーに作った曲で。曲を作るときはメロディーを作ってから歌詞を乗せるんですけど、メロディーができて、スラっとすぐに歌詞が出てきましたね。

 

■ミュージックビデオも、朝の凛とした空気が伝わってくるような内容になっていますね。初めてのMV撮影はどうでしたか。

 

 衣装が薄手だったので寒かったというぐらいで、それ以外は……スタッフの方もいろいろ気遣ってくださったので、難なくできたんじゃないかと思います。

 

■オフィシャルサイトにアルバム収録曲の一言コメントが掲載されていますね。なかでも3曲目の「あなたにだけは」は「童話」とありましたが、これは何かの童話をイメージしたもの?
 

 そういうわけではないんです。メロディーができて歌詞を作ろうとしたとき、言葉ではなく絵が浮かんだので、それを絵本にしたような感覚で作詞をしました。

 

■作詞作曲、サウンドプロデュースまで手がけていますが、アルバム制作のうえで何が一番大変でした?

 

 レコーディングのとき、空き時間に寝てしまって、再び録ろうとしたときに声が変わってしまったりしたのがツラかったぐらいですかね。そんなに苦労した感じはあまりないです。初めてのレコーディングだったのである意味新鮮でした。自分以外の人の色が自分の作品に入るというのも初めてだったので、純粋におもしろかったです。

 
■曲はどんな時に作っているんでしょう。

 

 作ろうと思って作るときもあるんですけど、そういう時に作った曲は後で聴くとたいがい全然よくなかったりして()。鼻歌で歌ってたりしたもののほうが、のちのち歌っていくような曲になることが多いですね。作曲はギターとピアノ、半々です。

 

■アルバムタイトルの「PHILOSOPHY」は“哲学”という意味ですが。
 

 タイトルはアルバムが完成してから決めたんです。改めてできあがった曲を聴いたとき、メロディーにしても歌詞にしても、何かしら自分の哲学がにじみ出てる作品になったんじゃないかなと思って。だから、そのまますんなり決まりました。

 

■今後こういう曲を作ってみたい、こういう場所でライブをしてみたいというのはありますか?

 

 児童音楽が好きなんです、児童合唱団とかの。なので、ゆくゆくは子供たちと一緒に音楽活動してみたいですね。





 
DEBUT ALBUM
『PHILOSOPHY』
OUT NOW!!

TOCT-26734
EMI MUSIC JAPAN
★デビューシングル「Morning Sun」も収録。


清 竜人オフィシャルサイト
http://www.emimusic.jp/kiyoshi/

 


注目の新世代バンドTHE BAWDIES インタビュー1/2 


THE BAWDIES (L→R MARCY, ROY, JIM, TAXMAN)

しっかりとルーツに根ざしながらあくまで最新型のロックンロールを鳴らす、今もっとも注目を集める4人組THE BAWDIES(ザ・ボゥディーズ。NAOKI(LOVE PSYCHEDELICO)を一部曲のプロデュースに迎えたメジャーファーストアルバム『THIS IS MY STORY』リリースに先駆け、ここでしか読むことのできないインタビューを2回に分けてお届けします。どうぞお見逃しなく!!

―バンド結成は2004年ということで大学生のときだと思います。当時メンバーは別々の学校だったのでしょうか?
ROY「みんな一緒です。僕とMARCYとJIMは小中高とずっと同じ学校で、そこに高校からTAXMANが加わって、4人でそのまま同じ大学に通っていました」

―主に50年代〜60年代が好きな4人が揃ったというのも珍しいと思います。これは学生時代にメンバー内で音楽を共有していた結果ですか?
ROY「そうですね。誰かが『これ良いよ』とCDを持って来て、それをみんなで聴くといった感じでした。もともと気が合うから集まっていた仲間たちなので、ほとんど趣味は同じでしたね」

―高校時代はバンドをしていなかったのでしょうか?
ROY「はい。高校時代は部活メインでした。もちろん音楽は好きだったし、楽器もやり始めていたんですけど、音楽をやるような土日はバスケの試合で埋まっていたのでそこまで手が回りませんでした」

―各自の楽器選びはどのような基準で行いました?
ROY「僕らは中一のときにハイスタンダードをきっかけに楽器に興味を持って、AIR JAMへ行ったりしていたんですね。だから、それこそJIMは健さんにあこがれてギターを選びました。僕は絶対に歌いたかったんで、難波さんがベースボーカルだったからベースを持ちました。で、MARCYは…」
MARCY「…選択権が無かったのでドラムを(笑)」

―いわゆるロックンロールリバイバルの始祖ザ・ストロークスが登場したときには何か影響を受けましたか?
ROY「いえ、僕らは高3くらいのときにソニックスというバンドを聴いて60年代のガレージロックに興味を持ち、それからブラックミュージックを聴くようになっていきました。で、ちょうど同じくらいの頃にストロークスやハイヴスが出てきたという感じで、「ルーツ近いのかな」とか「かっこいいな」と思って聴いてはいたのですが、そこからの影響というものは無いですね」

―ROYさんの黒人ミュージシャンを思わせる特徴的なボーカル・スタイルがTHE BOWDIESについて真っ先に挙げられるトピックだと思います。どういう経緯でああいった歌声で歌うようになったのでしょうか?
ROY「もとはリトル・リチャードのように歌いたいと思って真似しようとしたんですけど、それが全くできなかったんですね。で、そもそも彼が何故シャウトしているのか分からないと思うようになりました。それから色々と調べていくうちに歌にはゴスペル、ギターにはブルースが根底にあるといったことを発見し、ロックンロールをやっていくならしっかりとルーツミュージックを学ぼうと決めました。そういった過程を経て、試行錯誤しているうちに嗄れずに無理せず今の声が出せるようになったという感じです。そしてボゥディーズを結成したのはそのときです」

次回は気になる最新アルバムの内容に踏み込みます。
お楽しみに!!



MAJOR FIRST ALBUM
「THIS IS MY STORY」
4.22 OUT!!
GETTING BETTER
VICL-63294
SEZ-3012

THE BAWDIESオフィシャルサイト



AD
Writer's Profile
Entries
Categories
Archives
Mobile
qrcode
Music Blog
Feeds

powered by ブログ JUGEM